私たちの周りには、常に誰かがいて、コミュニケーションをとっています。
この中には、残念ながら良好なコミュニケーションではないこともありますし
とても希薄なコミュニケーションも含まれています。
また、直接的に対面するものではなく、電話、メールやSNS、交流サイトなどの
インターネットを介したコミュニケーションもあるでしょう。
そして、そこに対しての恐れや不安、自信のなさによる「ひきこもり」「不登校」
なども起こり得ることです。
ただ、私たちは、多くの「他者」の中に存在しています。
ひきこもっていても、不登校になっていても、物理的にすぐ横に人がいないだけで
現実的には、必ず誰か(全く知らない、家の前を通る人も含め)が
自分の周りにはいます。
いくら避けても、周りに「誰か」は存在しています。
しかし、逆に、自分の周りに「誰か」がいることで
発揮するパワーが数倍にもなる人もいらっしゃるのです。
これは、生まれ持った「強み」をうまく活かしている
ということもありますし
生まれ育った環境によって養われていった「感覚」
ということもあるでしょう。
ただ、そういった人たちも、ある日突然人前に出ることができなくなったり
周りの人たちが自分のパワーとなることがなく、逆に「恐怖としての対象」と
なってしまったりすることもあります。
トラウマという言葉だったり、スランプ、イップス、というような
言葉が使われることがあります。
「うつ」という認識になる人もいらっしゃいます。
それらの解決法は様々ですが、自分の周りの人たちが自分のパワーとなり
その人たちがいるおかげで、自分の想像以上のものを出すことができるように
なるには「磨く」ということがキーワードになってくると考えています。
例として、学校生活の場面でのお話をします。
学校生活の中には、様々な発表の機会があります。
教室で手を挙げて答えを発表することもあれば、学習発表会のように
多くの児童生徒、保護者や地域の方々、先生方が見守る中で
発表をする機会もあります。
その中で、自分の個性を活かし、その場にいる人たちをパワーに変えて
「緊張しながらも」自分の力を発揮するには、「磨く」ということが
必要になっていきます。
・知識を手に入れ、解答を導き出す力を磨き、みんなの前で発表する。
・考える力を磨き、自分なりに道筋を立てた答えを発表する。
・コツコツと友達と協力し、地道な努力で作品や団体演技をつくり上げ
その成果を、支えてくれる大勢の人たちに披露する。
このような「磨く」という工程を、思考錯誤しながらも
着実に辿っていくことで、こちらを見ている、聞いている人たちの存在が
自分の「パワー」になっていくようになります。
もちろん、大勢の前で発表する前には、スモールステップで
少人数グループ内で発表しあう、という「磨く」経験もとても大切です。
そこでの反省を活かして修正し、改善した内容で本番の発表をする。
この小さな階段を上がっていくことで、個やグループが「自信」をつけていき
周りの人々の存在が自分にとっての「プラス」になる、ということが実感できます。
では、自分にとって「プラス」となる周りの人たちの存在、とは
具体的にどのようなことを指すのでしょうか。
それは
○その人の笑顔
○その人が満足して頷いている姿
○拍手喝さいをくれる
○誉めてくれる
○仕事の成果を評価してくれ、報酬を支払ってくれる
などなど、人によって様々でしょうが、ほとんどは相手の肯定的な姿
となるのではないでしょうか。
このような周囲の人たちの「肯定的な姿」は「ストローク」となり
自分の中にある「ストロークの壺」に蓄積されていくのです。
ただ当たり前のように「隣にいてくれる」だけでも
安心できたり、自分のパワーとなる存在もあります。
そういった「当たり前」の存在も、自分が「磨き続ける」ことで、
よりパワーをもらえる存在になっていくのではないでしょうか。
本日もブログを最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
暑い夏が続きますが、くれぐれも心と身体にはお気をつけてお過ごしください。
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