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強迫性障害の症状と向き合う

『強迫性障害』により
強迫観念、強迫行為が現れ
日常生活に困難を抱えてしまっている人は

この苦しい状態を少しでも緩和させたいと
思っていることでしょう。

実際に医師の指導の元
服薬や精神療法によって

症状改善に向けて取り組んでいらっしゃる人も
大勢いらっしゃると思います。

また
心理カウンセラーによるカウンセリングを
受けていらっしゃる人もいることでしょう。

 

強迫的な考え(強迫観念)が頭から離れず
その『不安』を解消しようと、強迫行為を繰り返してしまう。

この『不安』がキーワードとなっています。

心身の疲れの解消の大切さ

強迫的な考え(強迫観念)が頭から離れず
その『不安』を解消しようと
強迫行為を繰り返してしまう。

これが
強迫性障害の症状の現れとしての
仕組みになります。


この時の『不安』は常に頭から離れない
『強迫観念』ではありますが

その時々によって強度の変化もあり

それは
体の疲れ、心の疲れ(ストレス)と
大きく関係しています。

ですので
『心身の疲れ』を解消していくことも
症状に大きな改善をもたらすものになります。

このことは
他の精神疾患の改善においても
とても大切なこととなります。

・適度な運動
・良質な睡眠
・栄養バランスの良い食事
は、心と身体の礎となります。

そして
『強迫性障害』特有の症状の現れに対して
効果があるものとして
『暴露反応妨害法』
という精神療法があります。

『強迫性障害』特有の現れの緩和には

『強迫性障害』特有の現れの緩和には

(認知)行動療法の中の
「暴露反応妨害法」
というものがあります。

これは
あえて自分の不安と向き合い
その『不安を解消しようとする行為』を
『しない』若しくは、『減らす』
ということを行っていきます。

例えば
『不潔恐怖』から
『ドアノブが触れない』
という文脈があるのなら

この
『ドアノブを触る』
という行為を
徐々に行っていくのです。

そしてその後の
『洗浄強迫』である手洗い行為
を行わない又は回数を減らす

ということを
計画的に進めていきます。

恐怖と向き合い
慣れ、受け入れていく。

ということになります。


『少しずつ慣らしていくことで
改善をしていく』
というものになりますので

客観的に確認をするためにも
意欲を持続させるためにも
『記録』をつけていくことが
大切になります。

実際の現れに
『行ったり来たり』
を繰り返すこともありますので
効果に一喜一憂をせず
淡々と継続する必要もあるでしょう。

『完全に治さなくては!』

という思考自体が
『強迫観念』
として膨らんでしまうこともあります。

症状と
『上手く付き合っていく』
という気持ちの余裕も大切ですね。