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アルゴリズムとヒューリスティックス

みなさんこんばんは。
お盆となりましたが、自粛のため、今年は例年のような
帰省や集まりができなくて、残念な思いをしている方も
多いのではないでしょうか。
今はどのように過ごしていくといいのかを
個人に任されているような側面が
垣間見られているのではないでしょうか。

本日は
何かを決める時
「アルゴリズム」の解決法で決めるのか、
「ヒューリスティックス」の解決法で決めるのか…
というお話になります。

アルゴリズムもヒューリスティックスも、解決法のことになります。

○アルゴリズム・・・多くの情報を駆使し、時間をかけ、「確実に」
問題が解決できる方法をみつけようとする解決法

○ヒューリスティックス・・・必ずしも解決が保証されているわけではないが
限られた情報の中で、「手早く」問題を解決しようとする解決法

ということになります。

どちらの解決方法を用いるかは、その時の状況にもよるかもしれませんし
「個性」が大きく関わってくることもあります。

具体的な例をご紹介します。

生活家電を選ぶとき
様々な種類のカタログを見て、見た目や性能、大きさ、電気消費量など
細かいところまで比較検討して、我が家に一番ピッタリの生活家電を
決めていくのが「アルゴリズム」

CMの影響や、パッと見の印象、友人知人からの情報などによって
少ない情報量の中で手早く生活家電を決めていくのが「ヒューリスティックス」

というぐあいです。

両方とも、メリット・デメリットがありますよね。

自分のこだわりの生活家電の選び方がある方にとっては
その選択の仕方が一番ベストかもしれませんが
真逆の選び方をする方にとっては、その人はその人の選び方が
ベストだと思っていることもありますよね。

ただ、ヒューリスティックスの場合は
その時の状況に応じて、決定の仕方が変化してしまう
ということがあります。

ヒューリスティックスの中には
「利用可能性ヒューリスティックス」とよばれるものがあります。

これは、自分が思い出しやすい、思いつきやすいものを「正」と捉え
その選択肢を優先しようとするというものです。

先ほどの例の「 CMの影響 」などは、そのことを表しているものになります。
CMでよく見かけているものは、自分の中に印象に残っています。
その印象を元にして、生活家電を即座に選んでいく、ということになるのです。

このことは、人に対する印象についても言えることではないでしょうか。

・会ってもいないのに噂でその人の印象をつくり上げ、決めつけてしまう。
・一つの出来事によって表れたその人の一面を、その人の全ての人格と捉えてしまう。

良いも悪いも、こういうことは人間関係において起きがちなことになります。
また、引き合わせたい相手の印象をよくしておいてその人の話をすんなりと
受け入れやすいようにしておく「ティーアップ」というものも
その例となるでしょう。


最後に一つ付け加えますと
「楽しいこと」が起きている状態では
「ヒューリスティックス」の解決法が用いられやすい
ということもあるようです。


本日も最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございます。

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それでは、いつもと違った生活様式ではありますが
心穏やかに、よいお盆をお過ごしください。


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