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「視点の切り替え」で着地点を見つける

自分の思いと相手の思いは
全く同じということはないでしょう。

そして
自分の思いというものは
実は完璧には把握できないものです。

もちろん
表面的には分かっているつもりでも
ある時ふと
「あの時の思いはこれだったのか」
と思い至ることがありますよね。

潜在意識から浮かび上がってきた「思い」
ということもできそうです。

では
相手の思いはどうでしょうか。
自分の思いでさえ把握が難しい状態であるのに
相手の思いが分かるのでしょうか。

「分かる」と思ったときから
誤解が生じてしまうことでしょう。

では、
「分からないから放っておこう」でしょうか?

そうではないですよね。

相手の思いを
「分かりたい」
「分かるように努力する」
ということが、大切なことですよね。

こう思われたなら
一旦自分の視点を捨て去り
相手の視点を手に入れていくことが
必要となります。

いつも気を張って
「相手の視点」ばかりを追う必要は
ないとは思います。

ただ
どこかの「着地点」
を見つけなければならない時には
必ず必要になってくることでしょう。

①相手の話を、客観的に聴く

相手の視点を手に入れるには
まず相手の思いを知る必要があります。

そのためには
相手の話を「聴く」ことが大切であり
更に、相手を「ジャッジ」するような態度は
捨て去る必要があります。

否定的に話を聴いている人に
話したいとは思わないですよね。

共感的な態度で聴きながら
以下の事を少しでも意識できたらいいと思います。

・状況を把握する

・思いへの強いこだわり部分を探す
「感情が込められているところはどこだろう」
と意識してみてください。

・困っていることを察知する
ヒントとして
『怒り』は『困っている部分』として
捉えることも可能な時があります。

・自分の思いとの共通点や相違点を見つける
客観的に
「ここ、自分と似てるな」
「自分はこう思うんだけれど
相手はこう思っているんだな~」

と押さえておきましょう。

②必要な質問をする

聴いていて
分からない部分を丁寧に素直に質問していきます。

「感情的な責めるための質問」ではなく、
「解決するための質問」を心がけます。

「感情的な責めるための質問」
⇒『じゃあ、○○になってもいいってこと?』

「思いを確認する解決するための質問」
⇒『○○になる気がするんだけれど、そこはどう?』

などです。

③お互いの視点を確認する

①②で分かったことや
自分との共通点・相違点などを話し合い
お互いが相手の視点を手に入れ
「着地点」を見つけていきましょう。

お互いを理解することは
難しい時もあります。

しかし
「着地点」を見つけたいと思う
相手や状況でしたら

相手の視点を手に入れるための行動を
していくといいですね。