ブログ

人の心

臨床心理学者の河合隼雄先生の「心の処方箋」の中に
このような言葉があります。


「臨床心理学を専門にしていると
他人の心がすぐわかるのではないか
とよく言われる。

私に会うとすぐに心の中のことを見すかれそうで怖い
とまでいう人もある。

 

しかし実のところは一般の予想とは反対に
私は人の心などわかるはずがない
と思っているのである。


一般の人はちょっと他人の顔つきだけで
「悪い人」とか「やさしそうな人」とわかったように思う。

ところが専門家は
ひょっとしたらその逆かもしれないと考える。」

(河合隼雄「心の処方箋」より抜粋)

私が心に留め置いている言葉の一つです。


「人の心が分かる」という言葉が
どれだけ傲慢なものなのか…
 

ということを思い知らされます。



「言い訳」ではなく

分からないからこそ
より丁寧にクライアント様と接し
寄り添っていく必要がある
ということです。


様々な角度から
その方を「知ろうとすること」が
大切だと感じています。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

本日もお読みいただきまして
誠にありがとうございます。

一緒に「旅する人生の在り方」を
探っていきませんか?


⇒Lifejourney~旅する人生の在り方~

⇒セッションメニュー

⇒RYBカラーリーディング各種講座・認知行動療法講座