ブログ

いつもそうだ…

「いつもそうだ…」
このように考えてしまう方がいらっしゃいます。

「いつも自分ばかり…」
良くない事実を並べてみて、確かにそうだ、と思ってしまいます。

こんな時は、「そうではない事実」というものは思い浮かばないものです。
従って、同じような傾向の良くないことを並べ
よりその考えを「強化」してしまいます。

そして、負のループへと陥っていきます。

確かに、同じような「良くないこと」は起きることがあります。
それに加え
「そのことは私の身には、『必ず』起きてしまうんだ。」
という思考が更に同じことを起こしてしまう要因となってしまいます。

では、「同じことが起きる」ということは、一体どういうことなのでしょうか。

「同じことが起きる」ということは
・環境によって「思考の癖」ができ「また起きてしまうのではないか」
と恐れてしまうこと。
・元々の個性による「思考の癖」が周りを巻き込み、引き起こしてしまう。
ということが言えます。


環境によって「思考の癖」ができてしまうというのは、
何回か「同じような衝撃的な出来事」が起きることで
「自分にはそういうことが起きてしまうんだ」という
「強い思い込み」が入ってしまう、ということになります。

例えば
立て続けに自分の大切な人が「自分の元から去ってしまった」
という事実があると
「自分は大切な人と長く一緒にいることができないんだ」
という思考になってしまい
「次もきっとそうなるんだ」
という思い込みが入り、恐れ、人を避けるようになることがあります。

また誰かと一緒にいるようになっても、心の底では「不安が一杯」ですので
ビクビクしてしまい、ちょっとしたことで「やっぱり無理なんだ」
と結論付けてしまいます。

このことが更に「思考の癖」を強化させてしまうことになります。


もう一つの
元々の個性による「思考の癖」が引き起こしてしまう、というものは
元々もっている個性から周りを巻き込み、
そこからトラブルになってしまう、ということがあります。

人は様々な個性をもっています。
その個性が光り輝き、自己実現のために役に立ってくれればいいのですが
そうばかりではありません。

例えば
しっかりとした間違いのない仕事をし、妥協を一切しない。
この人になら任せておける!
このような人がいます。とても頼もしいですよね。

しかし、逆の見方をすると、この方はものすごい「完璧主義」で
自分の主張を曲げることができない、という面にも捉えられます。

「表と裏」は必ずあります。
上記の例のような場合、部下の失敗を許せずに厳しく叱ったり
何度もやり直しをさせてしまう、ということもあるでしょう。

上司とも企画の進め方で言い合いになることも考えられるでしょう。

このような場合、自分の完璧主義的な部分が「思考のバランス」を失わせ
同じようなトラブルを起こしてしまう、ということになります。


「いつもそうだ…」
「何でこんなことばかり起きるんだろう…」

このような悩みは、自分の「思考の癖」を見つめていくことで楽になることが
多くあります。

そして、自分の個性を知り、個性を活かす方向に舵を切っていくことも
とても大切なことになります。

Life journey~旅する人生の在り方~では
「思考の変換」や「個性の診断」「強みの発掘」に力を入れています。

この先、どのような未来をつくり上げていくのか。
一緒に考えていきませんか?


☆「認知行動療法」で思考のバランスをとりませんか?
⇒思考・行動パターン改善カウンセリング
⇒認知行動療法 基本~実践講座

☆人生を輝かせるために、自分のことを深く理解していきませんか?
⇒スポット診断メニュー