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明らかに認めるということ

「諦める」という言葉、ネガティブに考えている方は多いのではないでしょうか。「諦めるな!」と怒られた経験がある方も少なくはないでしょう。

この「諦める」を「明らめる」とし、物事の本質を「明らかにする」という考え方もあります。

例えば、自分が今やっていることが、自分の能力以上のことを要求されていて、どうにもならない、という場面があります。このような場面で、一人でもがき苦しんだり、上司の圧力でやり続けざるを得なかったりする、ということがあります。

そんな場面では、その困難な状況、自分の能力や強みを「明らかにし」それを「認める」ということも大切になっていきます。つまりこれは、投げ出す、ということではなく、冷静に状況を分析し、この窮地を乗り越えて行ために、他の力を借りる、タイミングをずらす、というようなことが大切になっていくことでしょう。

「諦める」をネガティブに捉え、身動きができなくなる状況から抜け出すためには、「諦める」⇒「明らめる」⇒「明らかに認める」という「冷静・客観的な思考の変容」が、とても大切になっていきます。

もちろんこれは、「簡単に投げ出した方がいい」ということではないことは、ご理解頂けることと思います。