自分の中の
奥深くに存在している「信念」
この「信念」に従って
自分独自の「思考」が
自動的にめぐっています(自動思考)
思考によって感情が動かされ
身体や行動にまで影響されてしまっている
それが悪循環を生んでいるのであれば
その「思考」が
そして
その思考を生み出す元となる「信念」が
よくないもの、歪んでいるもの、であると思って
忌み嫌ってしまう…
確かに、「認知行動療法」では
悪循環を生んでしまっている「元」を
変化させ、今の自分に平和をもたらしていく
ということにはなりますが
悪循環をもたらしている「思考」が、「信念」が
絶対的な「悪」なのかといえば
そうではないでしょう。
どのようにしてその「信念」が生み出されていったのか
(主には幼少期の環境によるものが多いのですが)
その当時の状況を考えていくと
「その時には確かに必要なものであった」
ということに気づくでしょう。
もっと言うなら
「それがなければ、生きてはいなかったかもしれない」
ということを感じることもあるかもしれません。
必要だから
その信念は
生み出されたのです。
それが
今を生きる自分たちには
「悪循環を生み出す歪んだもの」
「役に立たないもの」
と感じられてしまいます。
その当時には
「役に立っていたもの」
「自分を生かしてくれたもの」
という感覚を得ることで
自分自身を受け入れ、愛し、大切にしていく
そういったことも
自分自身に変化を起こすうえで
大切なことであると感じています。